家を建てる前「窓は大きく、たくさんつけたい!」と単純に希望していた私。
だって、よくCMでやってる大きな窓の家、すてきですよね😍
ところが打ち合わせをしていく中で、窓の役割は光と風を取り入れるだけではないことがわかりました。最初は窓について深く考えていませんでしたねー。間取りが決まった後に考えればいいのかと思っていたし、種類や性能についての知識もまったくなかった。今ならわかる、窓の大切さ。
そして「CMに出てくる『壁一面がほぼ窓!』のような家は現実的ではない」ということもわかり、夢を見てしまっていた自分が恥ずかしいと思うとともに、「だったらあんなCM流すなよ」と、心の中で毒づいてしまった私でした。
今回は、家を建ててみてわかった窓の役割について書きたいと思います。
窓の役割とは
❶ 採光(自然の光を取り入れる)
❷ 通風、換気(風を通す)
❸ 眺望(景色を取り入れる)
❹ デザイン(外観と室内のインテリア両方)
❺ 外と中をつなぐ(出入り)
❶採光や❷通風、換気については、まず思いつきますよね。というか、私は窓って光と風を入れるためのものだとしか考えていませんでした。
転勤族だったため賃貸マンションを転々とする生活で、西向きで夕方にならないと陽の光が入らない物件に住んだことがあり、体内時計が乱れるというか、なんとなく鬱々とした気分になってしまって、太陽の光を浴びることは大切だなぁと思ったんですよね。
あと、古いマンションだと換気ができなくてカビが生えやすかったり。
ということで、採光と通風は窓の大切な役割なんですが、❸景色を取り入れる(眺望)のも窓の重要な役割なんですよね。
間取りをかいてくれた設計士さんから、「景色がいい東側に窓をつくる」という説明を聞くまで、窓にそのような役割があることをまったく考えていませんでした。
会社の借上げマンションに住んできたため、窓(ベランダ)から見える景色なんて考慮してられない、あるがままに受け入れるしかない、日当たりがよければ万々歳、というな感じでした。
その説明を聞いてから、家を建てる前に自分が集めた好きな写真を見てみると、その写真の多くには窓の外に緑の庭がありました。もしその窓から見えるものがとなりの家の壁だったらステキさ半減……
私は、外の景色を含めてその写真をステキと思っていたことに、そのとき気がついたのでした💦
とはいっても、広い庭にたくさん草木を植えて手入れをするなんて面倒くさいし、それ以前に広い庭もないんですけど😅
ということで、雑誌に載っているようなステキ写真のようにはならないとわかったんですが、それでも借景という手がありました。
大自然やお隣の広い庭も使えるなら使ったほうがいい😆。我が家の隣りの畑にある梅の木も窓から見えて、花が咲けば春を感じることができます。
また、我が家は小さい家なので、個々の部屋や書斎を作る広さの余裕はありませんでしたが、書斎コーナー(ワークスペース)はつくりたいと考えており、座った位置から外の景色が見えるようにしたかったのです。
そこで、東側の窓のところに書斎コーナーをつくってもらいました。窓から庭や景色を眺めているとあっという間に時間がたってしまいます。全然作業が進みません😁
窓からの風景を考えて窓の形、場所を決めることはとても大切だと感じています。
❹のデザインについては、前にも書きましたが、窓の位置を考えないと家の外観が残念な印象になるという話。
これも知らなかったですね。中からの見た目しか考えてなかったです。
2階建てだと、縦ラインをそろえるとかっこいいというのはたしかにわかる気がします。
我が家は平屋なので、なるべく窓の上ラインをそろえるとか、同じ形の窓を並べるとかでしたが、使いやすさや光の入り方も変わってくるので、なかなか難しかったです。
あとデザインに関して、窓枠の色を外と中で違う色も選択できるということも知ってびっくり。数種類の中から選べたので、内側はホワイト、外側はブラウンにしてもらいました。違和感あるかと思ったんですが、まったく問題なしでした。
室内の雰囲気も窓の形や位置でかなり変わりますね。賃貸だと窓の種類も限られていておしゃれな窓は少なく知識もなかったんですが、いろんな種類があることを知りました。
❺については、我が家は勝手口をつくらなかったので、庭への出入りはもっぱら窓からです。考えてみると、玄関よりも出入りに使ってますね。
出入りができる掃き出し窓が、隣の家から見えないところにあるので、気楽に出入りしやすくてよかったと思います。
「そんなこと気にする?」って思うかもしれませんが、生活していると、隣の家との距離感(実際の距離だけではなく生活感が丸見えにならない感じ)は考慮すべき重要ポイントだと感じます。
以上、窓の役割についてでした。
思っていた以上に窓って大切。家の見た目にも、使いやすさにも、家の性能にも。
ということで、次回は窓の性能や種類のこと、そして採用した窓のよかった点、失敗した点などを書きたいと思います。