マイホームについて考え始めたのは40歳頃
我が家は20代で結婚してから4~6年サイクルの転勤で引越しをしてきました。
賃貸マンションに住むことの不便や不満なこともありましたが、ものぐさな私にとっては、庭もなくコンパクトでワンフロアの便利さ気楽さの方が断然メリットが大きく、「ずっと賃貸マンションで暮らしたい」と思ってました。
また、もともと自分の家が欲しいという願望がなかったこと、夫婦2人だけだったので子供の教育を考える必要がなかったことで、私は家の購入はほとんど考えていませんでした。
現在では家を持つことはリスクという考え方も多く聞かれるようになってきましたが、「転勤族だと家を買えなくてかわいそう」と言われたこともありました。持ち家が欲しいと思わない私は少数派のようでした。
一方夫はというと、いつかは戸建てを買いたい派でした。でも、「転勤族だし、妻(私)が欲しいと思ってないならまだいいか」という感じでした。
そんな私でしたが、40歳を過ぎたあたりから、ぼんやりとながら終の住処について考え始めました。
人生の折り返し地点にさしかかり、老後はどこに住むのか、歳をとっても賃貸生活ができるのか、その資金はあるのかなど、不安が出てきたのだと思います。
ずっと賃貸生活? 家を買うとしたら定年後?
我が家の場合、次の2つのパターンを考えました。
- ずっと賃貸生活
- 定年後に家を買う
ずっと賃貸生活の場合
賃貸生活のメリットは、多額の借金(ローン)をする必要がないということ。でも、歳をとって借りることができるのか、収入がなくなってからも家賃を払い続けることができるのか不安。
定年後に家を買う場合
家を購入してしまえば、家賃を払い続けることの不安はなくなります。
こちらの問題は、定年後にローンは組めないということ。退職金を老後の生活費にあてるためには、退職金をあてにせず、一括で購入できるだけのお金を貯めておく必要があります。
この時点では、「どちらかといえば定年後に購入の方が現実的かなぁ」くらいに考えてました。
とはいっても定年はまだ先の話だし、どちらにしても結局はお金の問題なので、「とにかくお金を貯めよう!」ということと、
「家の購入は一生に一度あるかないかの高い買い物。もし購入するなら失敗したくない。少しずつ情報を集めていこう」と思ったのでした。
その後の流れ
そうして情報収集に動き出そうとしてみたものの、すぐに行動したわけではありませんでした。というか、なにから手を付けていいかわからず、行動できませんでした。
家を買うことが決まっていて、だいたいどのあたりに買うかも絞られているなら、
相場を調べて土地を探すとか
マンションにするか戸建てにするか考えるとか
ハウスメーカーや工務店を決めるとか
やらなくてはならないことはあると思いますが、
場所は決まってない
いつ買うかも決まってない
ましてや買うかどうかもわからない
では、漠然としすぎています。
そんなんで不動産屋さんや工務店さんに出向いても迷惑なだけ(汗)
結局、おおまかにいうと以下の順に動いたわけですが、
「モデルハウスの見学に行ってみる」まで5年くらいかかってます(笑)
マンションのリノベの説明会に行ってみた
↓
戸建ての購入を考えている人向けのセミナーに行ってみた
↓
モデルハウスの見学に行ってみた
↓
私の出身県に転勤になった
↓
土地を探してみた
↓
よさげな土地が見つかったので購入した
↓
家を建てた
土地を探し始めてから家の完成までは、約1年ちょっとくらいでした。
「家を買うとしたら定年後かなぁ」なんて思っていたのに、なぜ40代後半で家を建てることになったのか?
次回に続きます。