転勤族なのになぜ家を建てることになったのか

「家を買うとしたら定年後かなぁ」なんて思っていたのに、なぜ転勤族中の40代後半で家を建てることにした(なった)のか。

そのきっかけは

夫の会社が希望退職を募りだしたから

でした。

これはリノベの説明会に行った後くらいのことです。

会社が希望退職を最初に発表した年は、世間的にも希望退職のニュースも珍しくなくなってきた頃で、「とうとう人員削減を始めたな」と思ったくらいでした。

しかし翌年もまた希望退職の募集があり、

「この先も希望退職の募集はまたあるだろう。そうしたら退職するってありかも?もしかしたら肩たたきもあるかも!?」

と私達は考え始めました。

定年前に会社を退職するという可能性が出てきたのです。
思っていたより早く退職後に住む場所を考えるときがきたのでした。

今住んでいるマンションは会社の借り上げ社宅。退職したらすぐ退去しなければなりません。

そこで話し合い。

そうなったらどこに住む?
とりあえず賃貸に引っ越すとしても、どこで転職活動する?
もし転職できたとして、会社が遠かったらまた引越し?
無職になったら部屋って借りられるの?
転職できなかったらどうする?
実家に住まわせてもらう??

などなど。

転職についてはその時になってみなければわからないということで、結局なにも計画できないまま、退職を決意した時にバタバタ決めなければならないのだなぁと思っていました。

とはいっても、
「家を購入するとしても定年退職後で、まだまだ先の話」と思ってのんびりしていたのが、
「もしかしたら数年後には退職するかもしれない」となったわけです。

前よりはリアルに家のことを考えざるを得なくなり、
定年後にしろ希望退職後にしろ家を買うとしたらその場所は、
「お互いの実家(出身は別の県、車で4時間くらいの距離)に行きやすい範囲にするのが現実的である」となりました。

そして情報収集として、2番目のセミナーに行ってみることにしたのです。その後、そこで学んだことをもとに、家を建てることになった場合の準備をし始めたのでした(どのような準備をしたかについては後ほど詳しく書いていきます)。

そうこうしていたら私の出身県に転勤になり、次にどこへ転勤するかもわからないし、ローンを組める年齢もあるし、田舎なので土地も安いし、ということで不動産屋さんを回ってみたところトントン拍子に話が進んでしまい、家を建てることになったのでした。

トントン拍子といっても、もちろん土地を買うとき、ハウスメーカーを決めるとき、間取りを決めるとき、その他あれこれ決断するときはそうとう悩んだし、意見の対立もあったし、決めてからも「これでよかったのかな?」という不安はずっとありました。

ただ、「家を買うかどうかわからないしなぁ」と思いつつも準備してきていたことで、自分たちの考えがある程度まとまっていたため、話を進めることができたのだと思います。

また、ハウスメーカーの担当の方との相性がよかったことも話を進めていく上で重要なポイントだったと思います。信頼できる方だと感じたので、そういう点では安心して家作りを進めることができました。

希望退職の募集がきっかけで家を建ててしまったわけですが、その後退職の機会はなく、今も転勤族継続中ということです。

あのタイミングで家を建てたことがよかったのか悪かったのかはわかりません。

結局夫は定年退職するまで会社に勤めることになるのかもしれません。

でも、建てた家自体はおおむね満足しているし(もちろん失敗したと思う部分はあります)、いつ会社辞めてもとりあえず住む場所は確保されている、という安心感はできたのでした。

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