セミナーで出された課題は、前回の収納の話も含め、次の4つでした。
- 新居に持ちこむ物をすべて書き出して、サイズを測る
- 自分たちが希望する家について、具体的にとことん書き出す
- 上の❷で考えたものについて、建ててから5年後、10年後、15年後、20年後……の生活を想像してみて、変化すること、不安なことなどをとことん書き出す
- こんな家が欲しいと思う好きな写真や絵などを集める
これらの課題に取り組んでいくと、
自分たちがどんな暮らしがしたいのか
そのためにはどんな家が欲しいのか
がわかってきます。
インテリアや、キッチンやお風呂の設備のような目に見えることだけではなく、
これこれこんな暮らしがしたいから、こういう家が欲しい
という、根本的な希望(コンセプトみたいなもの)が見えてくるのです。
そうすると優先順位もはっきりします。
予算や土地の広さなどの制約によりどちらかを選ばなければならなくなったとき、優先順位がわかっていれば、それに沿った方を選べばいいのです。
実際は、それがわかっていても悩むこと多いんですけど😅
とにかく、注文住宅を建てるということは、決めなければならないことが多すぎて本当に疲れます。
人間1日の決定回数には上限があって、上限を超えると脳が疲れてしまい冷静な判断ができなくなるようですが、家づくりはそれを実感する体験ですね(笑)
打ち合わせの期間中、週末のたびに、
今日はハウスメーカーとの打ち合わせ
明日はショールーム見学
そして次の週末までに夫婦で話し合って決めなければならないことがいっぱい
みたいな日々になります。
しかも金額が安くないものだけに、気軽に決められない。
楽しみなマイホームのことを考えているのに、くたくたになってストレスフルな日々になるのです。
そんな中で、優先順位がわかっていて悩むのと、まったくなにも指標がなく悩むのとでは疲労度がまるで違うと思います。
我が家も実際に住み始めてみて、選択しなかった方にしていたらどうだったんだろうと考えることはあります。
「もう一方にしておけばよかった!」って思うところがないわけではありません。
あれだけ考えたのに😢
ですが、優先順位がわかっていた上で、どう悩んでどうしてそれを選択したかがはっきりしていて、その理由に納得できている部分も多いので、これらの課題をやっておいてよかったなぁと思うのです。
そして、これらの課題に取り組んで自分たちの欲しい家についてとことん考えておくと、家を建ててくれる工務店さんやハウスメーカーさんにも、自分たちの希望をきちんと具体的に伝えることができます。
なかなかたいへんな作業ですが、将来家を建てようと思っている方は、ぜひやってみることをお勧めします。
課題の具体的なやり方は次回から。