初心者ガーデナーの私が、本当に手間がかからないと思った植物 5 つ

植物のイラスト

苗をぼちぼち植え始めて 4 年半。

とにかく手間のかからない庭を目指して、本やネット等で調べて

・虫がつきにくい
・病気になりにくい
・肥料や水やりの世話がなるべくかからない

という植物をなるべく選んで植えてきました。

いろいろ植えてみたものの、うちの土壌とあわなかったのか枯れたり消滅してしまった植物も多々あったし、逆に繁殖力強過ぎて勢力拡大しすぎの植物もありました (というか今も格闘中😤)

毛虫が大発生した年もありましたねぇ。ほんと辛かった😖ガーデニングやめたいと思った😭😭

そんなこんなで手間がかからないと言われる植物を植えてもなんだかんだで手間はかかる、とわかった私。初心者なのにたくさんの種類を植え過ぎて大変になったっていうのもあるんですけど💦

そんな中で、たいして手間をかけていないのに元気だなぁ、という植物もわかってきたのでご紹介したいと思います。

というか、むしろ手が回らなかったり知識がなかったりでちゃんと世話ができていなかったにもかかわらず、元気に育ち、花がきれいだったり、いい感じに存在感があったりで、初心者ガーデナーの私にとって本当にありがたいと思った植物です。それらは

  • アナベル
  • オルラヤ・ホワイトレース (オルレヤ・グランデフローラ)
  • ローズマリー

グランドカバーでは

  • アジュガ
  • ベロニカ・ウォーターペリーブルー

これらは

・虫がつきにくい (つかない)
・病気になりにくい (ならない)
・天候の影響を受けにくい (雨が続いても、暑い日が続いても大丈夫)
・花がら摘みや剪定などが難しくない (素人がバッサリ剪定しても大丈夫)

ということで本当に丈夫でした。

(もちろん丁寧にお手入れすればよりよいのだとは思いますが💦)

将来歳をとってガーデニングが辛くなったり、多拠点生活で長期間家をあけることになったら、庭はコンクリートでかためてしまうのが楽だなぁ、とも考えるのですが、それもやっぱりちょっと悲しい。

コンクリートにしてしまわずになんとか庭をキープするとして、本当に手間がかからない植物のみに限定するとしたらこれらだな、と思ってます (現時点では)。

我が家の土壌や環境によるという点はご了承ください (でも、よほど極端な環境でなければ大丈夫なんじゃないかと思っちゃうくらい丈夫です)。

目次

アナベル

アナベルの花の写真

アナベルは、アメリカアジサイの別名を持つ、アジサイ科の植物です。

ガーデニングするなら、白いアジサイは絶対植えたいと思っていました。よそのお庭や庭園などでよく見ていて、ボリューム感のある白い花と緑の葉がとてもきれいだし、大きくなるので存在感もあって庭の面積をうめるのにいいなぁと思ったからです (最初は特にガーデニングやる気なしだった💦)。

調べたら、その白いアジサイはアナベルという種類だとわかり、さっそく植えてみました。

最初は、たんにアジサイの種類のひとつだと思って植えたアナベル。

ですが、アナベルはアジサイとは違う、初心者の私にとってありがたいポイントがあったのでした !

それは剪定方法の違い

花が咲き、花の色が緑色に変わってきて、この後どうすればいいのだろう ? 花はカットしていいのかな ? と調べてみて初めて知ったのです。

アジサイは「旧枝咲き」と言って、​​今年伸びた枝の下に位置する昨年伸びた枝の付け根に、秋に花芽をつけるということで、花後の 7 月下旬頃までに剪定するのがよく、位置も、上から 2~3 節でカットし、下の芽は残すように剪定しないと、翌年花が咲かない可能性がある

というような説明がありました。む、むずかしい💦😭

私なりの理解としては、

「アジサイは、花が終わった後すぐに剪定して、しかも先の方しか切っちゃダメ。切りすぎると翌年花が咲かないよ。」

という感じ ?? (間違ってたらご指摘ください🙇‍♀️)。

これを知り、私は緊張しました。自分の剪定が間違っていて翌年花が咲かなかったら悲しいです😢

ところがアナベルは「新枝咲き」と言って、春に伸びた枝に花が咲くということで、花芽は 4 月以降にできるので、剪定は花が終わった後から翌年の 2~3 月までの間、自由な時期に自由な位置で剪定すればよいとありました。

つまり、 アナベルは、芽が出る前であれば、いつ、どんなふうに切っても、花はちゃんと咲くのです

ここまで剪定の仕方が違うと「ほんとにこんなに自由でいいのかな ?」と心配でしたが、

アナベルの剪定後の写真

冬に多少雪が降っても場所がわかるくらい、ということで秋にこんなにバッサリ剪定しても、

アナベルの春の様子

4 月にはこんなに元気に新芽が出てきてます🙆‍♀️

なんて初心者にやさしい植物なのでしょう !!

アナベルは、咲き始めはグリーンで、白く大きな花になり (正確には「がく」ですが)、その後はまたグリーンに変わっていきます。こんな感じの色です。

アナベルの白い花がグリーンに変わったときの写真

長い間楽しめてポイント高しです。ちょっと枯れていてもそれはそれで雰囲気があるのです。

ちなみに、アナベルは剪定時期や位置はとても自由なんですが、剪定の仕方によって花の大きさや数に違いが出るようです。

一般的に「強剪定」「弱剪定」と言われる剪定方法があり

「強剪定」・・・ 冬までに地面から数節くらいの位置でバッサリ切る剪定。春に伸びる枝数が限定されるため花数は減るが、花は大きくなる。花丈が揃い放射状のきれいな形になる

「弱剪定」・・・ 花後に花だけをきり、秋から冬に枝の先端を軽く切る剪定。古い枝を残すことで、翌春の新芽がたくさん出るため、勢いが分散されるため小さめの花がたくさん咲く

ということです。

(雪が多く降る地域では、雪で枝が折れてしまうことがあるので強剪定の方がいいようです)

こんなふうに、楽しみ方を選べるのもいいですよね。

アジサイの仲間なので耐湿性は強く、耐乾性は多少弱いようなので夏の午後は直射日光が当たらない場所に植えています。真夏に暑い日が続いて雨が降らなくても弱っている感じはなく水やりをしたことはありません (我が家は寒冷地で真夏の最高気温は 33 度ほど。でも最近暑くて 35 度くらいになることも)。

アナベルに虫がついたことは今のところありません。梅雨時期、私の苦手なカエルは葉っぱにたくさんいますけど😓となりに田んぼがあるのでしょうがないですね……

病気も今のことろなしです。

肥料は、花後と冬にあげるといいようです。周りの植物の植替え時に土壌改良として肥料も入れたりしてたので今まで特にあげてなかった……適当すぎて反省してます😅

気になる点としては、花がとても大きくなり、雨が降ると水の重みでうなだれてしまうこと。梅雨時期に咲くのでそうなってしまいがちです。

以前に「背の高い植物は風に吹かれて倒れてしまうので植えないことに決めた ! 」と書きました。

アナベルも背丈のある植物だし、うなだれるし、「言っていることが違うだろ !」ですよね🙇‍♀️🙇‍♀️

確かに、アナベルの花はお辞儀しているみたいにうなだれてしまうのですが、周りに葉っぱの枝も多く茂っていてそれらに支えられるのか、うなだれますが倒れこむほどではないんですよね。なのでよしとしています (ちょっと苦しい言い訳っぽい ?😅)。アナベルはその欠点を補って余りあるほどいい点があるのでいいのです。

うなだれた花は、カットして部屋に飾ったり、ドライフラワーにしてみたりしてます。

あと気をつけたほうがいいのは、アナベルはとても大きく成長するので、植えるときに近くに他の苗を植えないように、十分間をとって植えることをお勧めします。上の写真 (4 月の芽が出てきた様子の写真) の 2 株で、6 月下旬の花が咲く時期にはこんなサイズになります。

アナベルの花の写真

3 年目でこの大きさになりました。ここまで大きくなると思っていなかったので、近くに植えてしまった苗は移動しました。余裕をもって植えることをお勧めします。

それにしてもアナベル、大きな白い花と緑の葉のコントラストが本当にきれいです😍

オルラヤ・ホワイトレース (オルレア・グランデフローラ)

オルラヤ・ホワイトレースの花の写真

このオルラヤ・ホワイトレース、レースの名前の通りなんとも繊細で美しいお花です。

最初は宿根草だと思って植えたオルラヤ。ところが調べてみるとオルラヤは、宿根草と書かれていたり、多年草と書かれていたり、はたまた一年草と書かれていたりで、初心者の私は ??? となりました。

まず、宿根草と多年草の違いもよくわかっていなかった私💦

調べたところ

多年草は数年にわたって枯れずに花を咲かせる植物の総称。宿根草多年草に含まれる

とのこと。

多年草と宿根草の区別は

宿根草は、生育期が終わると地上部が枯れてしまうもの (でも根は生きている)
多年草は、一年中枯れずに地上部に葉が残っている植物

ということでした。

そうだったんですね〜!! 多年草は寒さに弱くて、宿根草は寒さに強いイメージを勝手に持ってしまっていましたが全然違う💦 宿根草は多年草の一種なんですね。今頃知って恥ずかしい😅

ただここでひとつ疑問が。「宿根草」とラベルや説明に書かれていて植えた植物の中に、冬に地上部が完全に枯れてなくなってしまう植物と枯れずに葉が残っている植物があります。地上部が残っている植物は正確には多年草なのでは ?、と。

でも結局寒さや暑さは地域によって違って、同じ植物でも地域によって地上部が残ったり枯れたりするのではっきり分類できるものではなく、植物のラベルや説明の「多年草」や「宿根草」と言う記述も正確に区別しているものではないのだと理解しました。(初心者のこの理解でいいのでしょうか??)

話は戻って、

オルラヤは、本来多年草ですが、夏の暑さに弱いため一年草として扱われるのが一般的だそうです。

我が家でも、種を採取して毎年秋に種まきしているので一年草扱いということですね。

あんなに毎年種を蒔くなんて面倒だとか言っておきながら、毎年種蒔きするオルラヤを手間のかからない植物としてあげているのはなぜ ? と思われたかもしれません。

それは、

オルラヤは毎年種蒔きする手間があっても楽なのです !🙌

花が終わったら、種を採取するために数株は枯れるまで残し、抜いてからも少し乾燥させて種を採取して紙袋に入れて秋まで保管。

オルラヤの種の説明をする写真

イガイガしてるのが種です。トゲトゲしてて、乾燥させると結構痛い😑

秋 (9 月頃) に蒔きます。

蒔くというか、空いているところに適当にパラパラと種をばら撒くだけ。土もかけません。

(種の採取方法や蒔き方が正しいのかはわかりませんが、これで毎年ちゃんと花が咲いてます。咲いていたその場でこぼれ種で芽が出たりもします)

こんな感じで芽が出ます (雑草が混ざってて見にくくてすみません🙇‍♀️)。スッとした細い葉とにんじんのようなギザギザの葉が出ているのがオルラヤの芽です。

駐車場の小石が敷いてあるところからも芽が出る強さ ! こちらの方が芽はわかりやすいですね。

小石の隙間から芽を出したオルラヤの写真

地面にピッタリくっつくように成長します。冬までに下の写真のように大きく成長するものもあれば、小さい芽のままのもあります。

オルラヤの秋に育った株の様子

冬になると成長は一旦ストップします。少しくすんだ色になって、冬を越せるのか心配になりますが全然大丈夫。春になると成長再開します。上に伸び始め、5 月頃から 6 月にかけてきれいな花が咲きます。

オルラヤ・ホワイトレースの花がたくさん咲いている様子

3 株くらいでこのボリューム。こんなにたくさんの花が咲きます。

今のところ虫がついたことも病気もないです。花後 7 月には株を抜いてしまうので、その後の手間はなし。

肥料をあげた記憶もない💦

オルラヤは、それだけでもきれいなんですが、白いレースのような花が他の花をさらに引き立てるんですよね。我が家の庭にはありませんがバラとの相性抜群のようです。バラだけでなく、どんなお花ともいい感じです💕

こんなありがたいオルラヤですが、唯一の欠点は、花後枯れて茶色くなるので引き抜いてしまい、初夏から翌春までそこがぽっかり空いてしまうということでしょうか。他の植物の隙間に蒔くのがいいのかもしれません。

ローズマリー

とある道の駅で見かけたローズマリー。薄い青のような紫のような花が咲いていてきれいだったので思わず買ってしまいました。青系の花、好きなんですよねぇ。

どんな種類かもわからず、耐寒性があるのかもわからず、ダメだったらダメでしょうがないか、くらいな気持ちで植えてみました。

植えたときはこんな 1 本の枝でした。花もついてます。

ローズマリーを植えた時の写真

それが 3 年後、こんなに大きく成長しました。

ローズマリーが成長した姿

全然期待してなかったのに思いのほか元気に育ったので😆、調べてみると、葉っぱが混み合っていると害虫がつきやすいとのこと。なので、ちょこちょこすいてはいましたが、あまりに大きくなったので、冬 (11月) にバッサリ剪定しました。

ローズマリーの剪定後の写真

近すぎてわかりにくい写真ですみません。

剪定してみてわかったんですが、ローズマリーって木なんですよね。元の方はしっかりした木になってました。

真冬は色が少し悪くなりますが、春から秋にかけては何もしなくても元気です。

細い葉の形で色もシルバーなので涼しげな感じに見えて、なんとなくかっこいい雰囲気になる気がします (写真だとあんまりかっこよく見えてないかな……😅)

小さくて薄い青紫の花はやはり私好み😀

ローズマリーの花の写真

剪定の手間はかかりますが、ガンガン切っても今のところ元気そうです。剪定の強弱で大きさもコントロールできそうです。今後は形がかっこよくなるように剪定できたらいいなと思っています。

剪定以外は何もしておらず、今のところ虫がついたり病気になったりはありません。

ローズマリーは料理にも使えますしね。少々使ったくらいでは減らないので、剪定した枝はスワッグにして家に吊るしてます。と言っても麻紐でぐるぐるしているだけですが😆しばらくいい香りがしています。

ちなみに、ローズマリーは、

  • 立性
  • 匍匐性 (這性とも呼ばれる)
  • 半匍匐性 (半這性または半立性とも呼ばれる)

があるようです。

(立性は「たちせい」または「りっせい」、匍匐性は「ほふくせい」、 這性は「はいせい」)

  • 立性は、地面から垂直に上に伸びていくもの。我が家のはこれのようです。
  • 匍匐性は、地面を這うように伸びていくもの。グランドカバーにもなるようです。
  • 半匍匐性は、立性と匍匐性の間の性質で、最初上に伸び、途中から枝が垂れてくるようです。

形もいろいろあるんですねぇ。ピンク色の花の種類もあるようで、ローズマリー、なかなか奥が深そうです。

アジュガ

アジュガは花も存在感があってきれいなんですが、花後、夏から秋も葉っぱがずっとツヤツヤとしたいい色でいてくれるのもありがたく、とにかく丈夫、という印象です。

手間といえば、花の時期の花柄摘みと、広がりすぎたり密集しすぎたときに株を減らしたりするくらいかと思います。根が浅いので抜くのも楽だし、適度に繁殖力もあって、すいたりしても弱ることもなくまた増えてくれるので、神経質にならなくても大丈夫。初心者にやさしい !😊

肥料は、春と秋に少しだけあげてます。

我が家のアジュガの実際の様子についてはこちらから

ベロニカ・ウォーターペリーブルー

グランドカバーのベロニカについてはこちらに書いていて、どれもそれぞれいい点があっておすすめなのですが、

3 種類のうちで、我が家の庭で一番丈夫なのはウォーターペリーブルーです。ほぼ何もしてません。夏に広がりすぎたらカットするくらいですが、しなくても多分大丈夫。冬になると小さくなるので、広がりすぎて困ることもありません。

アブラムシがつくことがあるようですが、我が家では今のところ被害はなしです。

まとめ

独断と偏見で 5 種類あげてみました。

振り返りながら書いていて、これらの植物に本当に手間をかけてあげてないことに申し訳ない気持ちになりました。反省です😓

なのに、元気に育ってくれて、庭を彩ってくれてありがとう〜 !! という感謝の気持ちでいっぱい😆

その丈夫さに甘えすぎないよう大事に見守っていかなければ、と自分に言い聞かせたのでありました。

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