ピンクの花が咲くグランドカバープランツといえば、我が家の庭ではなんといってもタイム・ロンギカウリス。ピンクの絨毯のように花が咲いてきれいなんですが、タイム・ロンギカウリスについてはこちらで書いたので、
それ以外のピンクの花が咲くグランドカバープランツ
- フォプシス・スティローサ
- イブキジャコウソウ
について書きたいと思います。
フォプシス・スティローサ
この花の写真を見て、自分の目で直接見てみたい ! と思って植えてみたフォプシス・スティローサ。別名ハナクルマバソウ。
植えたのは 9 月。
少し成長して、宿根草なので冬はいったん枯れました。
4 月下旬頃、新芽が出てきてふさふさになりました。
さらに成長して 5 月下旬から花が咲き始め、6 月にはこんな感じに。
3cm くらいの丸い花がぽんぽん咲きます。小さな花が集合してて、とても繊細な作り。ピンと飛び出しているのは蕊 (しべ)。キラキラ光っているみたいに見えるんですよね😍 葉っぱまでキラキラしているように見えます !✨
高さは 20cm くらいでこんもりします。花期は 1ヶ月くらい。
しかし ! あんなにキラキラしていたのに、花が咲き終わると濃い緑色だった葉も黄緑色になって、さらに根本のほうは黄色っぽい枯れた感じになってしまうのです (下の写真は 7 月の様子)。あまりに変化が激しくてショック😢花が咲いていたときの見た目とあまりにも違いすぎますよねぇ😭
夏から秋にかけてずっとこんな感じ。我が家だけなんでしょうか😅? 夏の日差しを浴びて他の植物は濃い緑で生い茂っている中、フォプシス・スティローサは覇気がない感じです。
で、冬になるとまた全体が枯れました (12 月)。
こんなに黄色くなっちゃいますが、春になるとちゃんと緑の新芽が元気よく成長します。耐寒性はありますね。下の写真は 2 年目の花の咲き始めの様子。
調べたところ、花後、梅雨前に短く切り戻すのがいいらしいことがわかりました。そこで結構思い切って切り戻してみたんですけど、やっぱり根本が傷んでいるような感じになってしまいました😢
こんな様子ですが、少しずつ伸びて勢力拡大はしているんですよね。暑さに弱いのかとも思ったんですが耐暑性はあるらしいので、うちの庭が水はけが悪いのが原因かもしれません😭
フォプシス・スティローサの花はよく見れば見るほど楽しくてかいわいいし、肥料もほとんど必要なしで、今のところ虫も病気もありません。ただ、花後から翌春にかけての葉の状態が残念なんですよねぇ。冬の間は仕方がないとしても、夏から秋の見ばえがもう少しよければ……と思ってしまいます。
来年は、花後の切り戻しをさらに大胆にやってみようと思います。
イブキジャコウソウ
日本原産のタイムであるイブキジャコウソウ。漢字で書くと伊吹麝香草。
植えたのは 9 月。ロンギカウリスより葉の色が濃い深緑な感じです。
翌年の 6 月下旬頃から花が咲き始めました。1 株がこんなに大きくなりました。花期は 1 ヶ月くらい。ロンギカウリスが 5 月頃満開なったときにイブキジャコウソウは花が全然咲きそうになかったので心配しましたが、花期はロンギカウリスよりかなり遅いのですね。
花の様子はというと、花は多くつきますが、ロンギカウリスのように一面ピンク色になるという感じではありません。花は薄めのピンクで素朴な雰囲気です。野花のような感じ。ロンギカウリスと比べて主張しすぎず、日本原産のタイムということで、たしかに和風の庭に合いそうです。
花後刈り込みをしたのですが、ロンギカウリスと同じく根本が茶色になってしまったんですよね。表面の葉は緑色で元気そうには見えるんですけど。
秋から冬にかけて、葉の色が少し暗めの地味な深緑色になっていき、冬は赤茶色っぽくなります (2 月の様子)。
ロンギカウリスほど成長スピードは速くはないので制御はしやすいものの、やはり他の植物のすき間をぬって伸びていくので注意は必要です。1 株でこれほど大きくなったので繁殖力はありますね。病気や虫の心配は今のところありません。
花の時期と、花が咲いた感じは違いますが、ロンギカウリスと似ている点が多いです。来年は、刈り込みをさらにしっかりやってみたいと思います。ロンギカウリスとイブキジャコウソウ、そして上記のフォプシス・スティローサ、3 つの花後の刈り込みは結構大変な作業量になりそうです💦
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