広い面積をカバーしたいならこれ。とにかく広がるグランドカバープランツ 3 つ

タイム・ロンギカウリスの花

今回は、成長が早くどんどん広がるグランドカバープランツである次の 3 種

  • ヒメイワダレソウ (リッピア、リピア)
  • タイム・ロンギカウリス
  • ワイルドストロベリー

について書きたいと思います。

広い面積をカバーするのに向いていて、我が家の狭い庭では扱いが多少困難で悪戦苦闘しておりますが、いい点もたくさんありました。

目次

ヒメイワダレソウ (リッピア、リピア)

ヒメイワダレソウの写真

まず最初に植えてみたグランドカバープランツが、実家からもらってきたヒメイワダレソウでした。

その後、いろいろ調べているときに、クラピアという、ヒメイワダレソウによく似た (というか、ちょっと見ただけでは区別がつかない) 植物を見つけました。自分が調べた範囲でちょっとだけ説明を。

ヒメイワダレソウは南米原産の外来種。ホームセンターなどで売られているのはこちらのようです。

クラピアは改良品種で、通販での購入になり、お値段も少々高め、クラピアの中でも数種類の品種があるようです。

改良品種ということもあり、ヒメイワダレソウに比べ、クラピアの方が

・密に生えるため雑草が生えにくい
・背丈が低い
・種がない

などのメリットがあるようです。

手間と予算が許すならクラピアの方がいいと思われます。

我が家も最初から知っていればクラピアを植えてみたかった。

しかし我が家にあるのはヒメイワダレソウ。ここでは、ヒメイワダレソウの感想になります。

ヒメイワダレソウのメリットは

・とにかく広がる
・花がかわいい
・背丈が低く、踏んでも大丈夫
・水やりや肥料がいらない
・耐寒性◎ (我が家は寒冷地なので夏の暑さはそれほど心配していないのですが、耐暑性もあるようです)
・虫がつかない

デメリット

・とにかく広がる
・冬は枯れる
・意外と根っこが深い
・日が当たりにくいところでは、背丈が伸びる

ヒメイワダレソウの繁殖力の高さはメリットでもありデメリットでもありますね。成長が早く、どんどん広がるので、我が家のような狭い庭では、他の植物の隙間をぬって広がってしまい制御が大変。砂利の上も覆いつくすように広がります。

ですが、芝生のように踏んでも大丈夫という点は気楽ですね。広い庭で、芝生の代わりとなるような使い方がベストな気がします。

花の時期も長く(6月から9月)、小さい花がかわいいのも好きな点です。

我が家の日当たりよすぎ、でも粘土質で水はけはあまりよくない庭で、肥料や水をあげなくても元気に茂っている点もすばらしい。

我が家は寒冷地のためか、冬は枯れて茶色になってしまうのが残念 (冬枯れても春には元気に芽を出します)。

あまりにも広がったので、枯れている間に広がりすぎた範囲を取り除こうと思ったら、思ったよりも根が深く入り込んでいて撤去するのはなかなか大変でした。

根が残っていると春にまた新芽が出てくるので、出てきたら広がらないうちに取り除くことをおすすめします。放っておくとまたすぐ広がります😓

ヒメイワダレソウは背丈が低く、地をはうように広がるグランドカバーですが、日が当たりにくい場所だと上に伸びて背丈が高くなります。芝生のようになりません。

タイム・ロンギカウリス

タイム・ロンギカウリスの写真

タイム・ロンギカウリスのメリットは

・どんどん広がる
・花が咲く時期は、一面ピンクになってとてもきれい
・根はそれほど深くないので、ヒメイワダレソウよりは制御しやすい
・水やりや肥料がいらない
・耐寒性◎ (耐暑性もあるようです)
・虫がつかない

デメリットは

・どんどん広がる
・花が咲き終わったあとの刈り込みが大変
・表面は緑色を保っているが、下は茶色になってしまう (多湿に弱い)

ロンギカウリスの一番いいところは、花が咲いたときのきれいさだと思います。花期は 4 月の終わりから 5月いっぱいくらい。その間は写真のようにピンクの絨毯のようになり、遠くから見てもとても華やか😊

蒸れに弱いので、花が終わったあと刈り込みをします。面積が広いと刈り込みは結構大変

その後冬までは一面緑の葉になります。

が、近くで見ると写真のように、表面は緑なのですが下は茶色になってしまってます。

タイム・ロンギカウリスの葉の様子

花後に刈り込んでもこうなってしまいます。

毎日ガーデニングをされているお隣の庭でも同じような状態なので、私の世話が足りないというわけでもなさそうです。

粘土質の土のせいなのか? と考えていますが、乾燥気味の土だったらこうならないのかどうかはわかりません。

ただ、そんな状態でも枯れることなく伸びます。他の植物にかまわず進出してきます。ヒメイワダレソウほどではないけど、繁殖力の高さは、やはりメリットでもありデメリットでもあります。

ということで、我が家の場合は水はけをよくしてあげなければいけないくらいなので、水やりは必要ありません肥料も不要です (徒長するらしいです)。

寒冷地の我が家では、冬はこんな感じです。

タイム・ロンギカウリスの冬の様子
2 月頃の様子

常緑とは言えませんが、地上部が枯れて地面が見えるというわけではなく、そのままにしています。冬はこんな暗い色ですが、春になると、緑の葉が出てきて蕾がいっぱいできるので大丈夫。

これだけ丈夫だと多少踏んでも大丈夫ですが、ヒメイワダレソウと違ってこんもり浮く感じなので (5-10cm)、踏まない場所に植えてます。

ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリーの写真

ワイルドストロベリーのメリットは

・広がるが、根が浅く簡単に抜けるので、制御しやすい
・花がかわいい
・葉の形がいい、紅葉もする
・耐寒性◎ (耐暑性もあるようです)
・水やりや肥料がいらない
・実は食べられるらしい (食べたことはないで今度食べてみます)
・虫がつかない

デメリットは

・冬は緑が残るものの半分枯れている状態

ワイルドストロベリーは、名前からもわかるようにイチゴの野生種。

かわいい花も咲いて実もつけるのも楽しいし、葉っぱが明るめの緑で、ぎざぎざな形もいい。紅葉もしてきれい。

ワイルドストロベリーはランナーで広がっていきます。赤っぽいツル?が伸びて葉っぱが出て、根っこが地面に根をはります。他の植物のすき間をぬって遠くまでどんどん伸びてびっくりします。

でも、根が浅いので、ランナーをたどって簡単に抜くことができます

ヒメイワダレソウやロンギカウリスと比べて、広がりを制御するのはとても楽です。

デメリットとしては、寒冷地のにある我が家では、冬は緑の葉が多少残るものの、枯れてしまう葉が多い感じ。

1 月頃の写真

ロンギカウリスと同じく、そのままにしています。

まとめ

どれも生育旺盛なグランドカバープランツで、広い範囲をカバーするのに向いている植物。

砂利やレンガの上も覆いながら広がっていくほどの繁殖力なので、植える前によく考えたほうがいいいかもしれません (特にヒメイワダレソウとロンギカウリス)。

3 種とも、抜いたものを他に移植すれば簡単に増やすことができます。他の花の株を植え替えたときについてきて、新たな場所で広がってしまうこともあります😅

ヒメイワダレソウ (またはクラピア) は、我が家が広い庭だったら芝生の代わりに植えてみたかったと思うし、ロンギカウリスのピンクの絨毯も広ければどれほどきれいかとも思うのですが、現実は狭い庭なので、今後どうしていくか検討中。

この 3 種、私にとってうれしいのは、丈夫で虫がつかないということ。虫が苦手な私としては、とてもありがたい😊。消毒の必要がないのも楽です。

なので、広がりを制御しつつ、楽しめる方法を模索していこうと思ってます。

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