スカビオサ (マツムシソウ) はどんどん消滅していく我が家の庭ですが、ゲラニウム (フウロソウ) は数種類植えてみて、ダメになってしまったのもあるものの、我が家の庭と相性は悪くはないようでわりと元気に育っているものが多いです。
話はそれますが、スカビオサまたはマツムシソウ、と、ゲラニウムまたはフウロソウって頭の中で名前がごっちゃになってしまって、どっちがどっち ?? となるのは私だけでしょうか ?💦
育ててみたのは 6 種類。花の大きさや色もさまざまで楽しいし、虫がつかないのも大変ありがたい植物です。
最初に植えたのが、ロザンネ、エンドレッシー、ビルウォーリス。その後増やしたのが、ビオコボ、バクストンズブルー、ファエウム (黒花フウロ) です。全部秋に苗を植えています。順番にご紹介します。
ゲラニウム・ロザンネ
ゲラニウム・ロザンネはこんなお花。
我が家にあるゲラニウムの中では一番大きな 4-5 ㎝ くらいの花を咲かせます。
青紫の花なのですが、なんと夏の暑い時期は花の色がピンク強めな乙女チックな色になるのです !
雰囲気が変わりますよね🥰
暑くなったり涼しくなったりと天候が不安定な時期はこんなコラボも。
花期も 6 月から 9 月と長く、真夏の花が少ない時期も元気に次々と花を咲かせてくれます。草丈は 30 ㎝ くらい。花後も寒くなるまでは葉もきれいに茂って虫もつかず、本当に優秀なゲラニウムです。
ゲラニウム・エンドレッシー
エンドレッシーはピンクのかわいい花です。
花は 2.5 ㎝ くらい。花びらはロザンネとは違って細い形。5 月下旬頃から咲き始め 8 月上旬頃まで(もっと涼しいところでは秋まで咲くようです)。小さい花なので豪華さはないけど、濃い目のピンク色がわりと目立ちます。草丈は 20-25 ㎝ くらい。
ロザンネと隣同士に植えてあるのですが、夏にロザンネが元気なのに比べ、エンドレッシーは真夏の太陽の光で葉が焼けてしまうのか、茶色になってしまって元気ではありません。西陽が当たる場所なので、秋まで花が咲かないのも、エンドレッシーにとっては日差しが強いのかもしれません。午後は日陰になる場所に植え替えてあげたほうがいいのかも、と思っています。
ゲラニウム・ビルウォーリス
ビルウォーリスは小さい花がたくさん咲くタイプのゲラニウムです。
1.5-2 ㎝ くらいの濃い目の紫の花が咲きます。小さな花のかわいいこと🥰
花はエンドレッシーよりさらに小さいですが、草丈は他のゲラニウムより高く 40-50 ㎝ くらいになります。ブロンズの茎が伸びます。葉の緑と花の紫、そして茎のブロンズの色が深めの色なので、小花ながらシックな雰囲気がいいなぁと眺めておりました。
ですが、その後なぜか弱まって消滅してしまいました😭。全く原因がわからず😓
ゲラニウム・ビオコボ
ビルウォーリスは枯れてしまったものの、ロザンネとエンドレッシーは 2 回の冬と夏を経ても元気に育っていたので、ゲラニウムは我が家の庭との相性は悪くないのかも、と思って昨年の秋にさらに植えてみたのが以下の 3 種類。
ビオコボは、不思議な名前だなと思って買ってしまいました(←なんだその理由😅)。調べてみると、クロアチアのビオコボ山脈原産ということのようです。地名だったんですね〜。まったく知らなかった🤭
ビオコボはこんな花が咲きました。
3 ㎝ くらいの、薄いピンクというか白というか、優しい色です。今まで植えてみた上の 3 種類ともまた花の感じが違いますね。花の形のしべがキュート😍
花のつき方もちょっと違っていて、一本の茎が伸びた先に、花が次々咲いていくようで、花の位置がばらけず、くっついて咲いている様子を見ることが多かったです (説明下手&わかりやすい写真がなくてすみません)。なのでちょっと頭が重そうでうつむき加減。
5 月下旬頃から咲き始めて 6 月下旬まで次々と花が咲きました。その後花が終わったと思ったら 7 月にまた少し咲いて、8 月にまた少し咲いてという感じでした。
葉がこんもり茂っている高さは 20 ㎝ くらい、茎が伸びて花が咲いた高さは 30 ㎝ くらい。来年はもう少し株が大きくなるのでしょうか。楽しみです☺️
ー 追記 ー
ロザンネやエンドレッシーは秋に紅葉して冬には地上部は枯れてほぼ姿がなくなるんですが、このビオコボは葉を残したまま冬を越しました。
そして 5 月中旬、花が咲き始めました。
最初 2 株植えて 2 年目でこんなに株が大きくなるとは ! 元気に育ってくれて嬉しいけど周りの植物が…💦 これはどこかで株分けせねば🫢
ゲラニウム・バクストンズブルー
名前にブルーが入っているので青系の花だと思って植えてみたら
ピンクの花でした😁。 ロザンネを小ぶりにしたような 3 ㎝くらいの花です。色といい大きさといい可愛らしいという言葉がぴったりな花でした。
調べてみると、寒いと青が強めに出るようです。ロザンネと同じですね。
バクストンズブルーの花期は 6-7 月となっていたのですが、その時期はまったく咲く様子がなく、8 月に入ってやっとひとつ目の花が咲きました。なので、6 月に咲けばもう少し青っぽかったのかもしれません。
結局花は数える程しか咲きませんでしたが、1 年目なので咲いてくれただけでよしとしましょう😊
草丈は、ビオコボより少しだけ小さめの 15-20 ㎝ くらいです。
ゲラニウム・ファエウム (黒花フウロ)
ゲラニウム・ファエウムは別名黒花フウロというように、黒というか赤褐色の花が咲くゲラニウム。草丈も 70-90 ㎝で他のゲラニウムと比べてかなり高くなるということで、どんなふうに花が咲くのかワクワクしておりました。
ところが、春に新芽が出てきて 20-30 ㎝くらいに伸びたものの、その後全く伸びず😓夏に消滅してしまうのかと見守っていましたが、枯れるわけでもなく成長するわけでもなくそのまま花も咲かず秋になってしまいました。
なぜ ?? 🤔
ということで 1 年目は黒花を見ることはできませんでした。残念😢。来年はもっと大きく成長して花が咲きますように🙏
ー 追記 ー
植えた場所や環境が合わないのかな〜と思い、スリット鉢に植えてから地植えするという方法で、少しだけ日当たりのいい場所に移してみました。
なぜスリット鉢に植えてから地面に植えるという半地植えにしたのか、それは YouTube をあれこれ見て参考にさせていただいたのですが、理由は、
・我が家の庭は少し水はけが悪い土のため、鉢に囲まれていることで周りの土の影響を受けない
・けれどスリット鉢なので隙間から根が出やすく、地植えにしておくことで、水切れの心配が減る
ということを期待して試してみたというわけです。
あと、また場所を変えるために植え替える際にも楽ですしね😉
ということで冬の間はこんな感じ。地上部はなくならないけど枯れています。
4 月中旬頃から茎が伸び始め、下旬から花が咲き始めました!
やったー🙌。黒花がやっと見れました〜☺️下の写真は 5 月中旬頃 (下のピンクの花はサポナリア ‘オキモイデス’)。
葉っぱの大きさと茎の長さ (草丈50-60cm) から想像していたより小さな可愛らしい花 ! (2-3cm くらい) でも色はシックで落ち着いた雰囲気。オルラヤの白い花と合わせたら映えるかなぁと早くも来年の妄想🤭
スリット鉢での半地植え、冬越しは大丈夫だったようです🙆
まとめ
消滅してしまったビルウォーリス以外は、花が咲かなかったり少なかったのもありますが、株は生き延びてくれているのでホッと一安心。来年に期待です😉
こうしてみると、ゲラニウムも花の形や大きさもいろいろあって楽しいですね☺️
ゲラニウムは、我が家の庭では冬はほぼ枯れた状態で冬を越すので春に芽が出てきてくれるまで心配にはなるのですが、寒さでダメになったことはありません。耐寒性はバッチリ。雪に埋もれていても、霜柱が立っていても大丈夫🙆
また、ゲラニウムは虫がついたことがないこと、病気もないことが本当にありがたいです。春にオルトランを多少蒔く程度で、アブラムシや毛虫などまったく見ないし、フロックスのようなうどん粉病もなし。
メンテナンスで必要なこといえば、花柄摘みをした方がよいということとムレに注意することでしょうか。
特に花びらが大きめのロザンネとビオコボは花びらが萎れると美しくないので、花が次々と咲く時期は花柄摘みを頑張ってするようにしています。
ムレに注意というのは、ゲラニウムは花が咲く前から花後も葉っぱがしっかり元気に茂っていてくれます。これはグランドカバーにもなってとてもありがたいのですが、下には枯れた葉が埋もれてしまいます。あまりにももっさりして風通しが悪くなると害虫や病気も発生するかもしれないので、たまに葉っぱをめくって根元の様子をチェックして、枯れた葉を取り除いたりすいたりして風通しをよくしています。(といってもものぐさゆえ後回しにしがちで反省なんですが💦)
ということで、我が家にある宿根草の中では花期が長く丈夫なゲラニウム、個人的にはとても気に入っています。
以上我が家のゲラニウムでした。
その後増えたゲラニウムについてはこちら