庭に初めて植えてみた球根は、アリウムのギガンチュームとロゼウムでした。
アリウム・ギガンチュームは上の写真の、豪華なねぎぼうずみたいな花です (我が家で咲いた花の写真ではありません)。おしゃれなお花屋さんにありそうですよね。
雑誌でしかみたことがなく、園芸店で球根を見つけて、「これって球根から育てられるんだー、実物を見てみたい ! 」と思って値段を見ると 550 円。球根ってまとめ売りだから結構するなーと思って網目の袋を見ると入っているのは 1 個だけ。えっ? ! 球根 1 個で 550 円😳?! 網目から落ちちゃったんじゃないの? って思いましたよ。確かに大きな球根だったんですけど (写真なくてすみません)。ベロニカ・オックスフォードブルーの苗はホームセンターで 100 円だったのに。
値段に躊躇しつつ、まだ球根を植えたことがなかったため、お店の方に育て方を聞いてみたところ、
「植えっぱなしでも出ることもあるが、花が咲き終わってから球根を掘り上げて保管し、秋にまた植えるのがいい。
そして、毎年球根を掘り上げて植え直しても、何年も花を咲かせるのは難しい」
とのこと。
毎年植え直しの手間がかかる&長年咲かせるのは難しいなんて、初心者の私にはハードル高い上にこのお値段 !
「私に育てられるのかな ?」「球根掘り出してまた植えるなんて世話できる ?」「なんと言っても高い !!」
と悩みに悩んだ末、結局買ってしまいました。うまく育てられない可能性も考えて 3 つも。見てみたい誘惑に勝てなかった💦 これは頑張って育てなければ😤
アリウムは様々な種類があり、ギガンチューム以外はもう少しお求めやすい金額だったのでロゼウム (こちらは 1 袋 10 球入りで 400 円) を 2 袋購入。
こんな感じでアリウムの球根を植えてみたのでした。
アリウム・ギガンチューム
アリウムは弱アルカリ性の土がよいということで、植える場所に腐葉土、赤玉土と灰を混ぜ込んで準備。10 月に植えました。
大きい球根は 20-30cm の間隔をあけて 10 cm くらいの深さに植えました。と言ってもきちんと測ったわけではなく、だいたいの目分量で (植え方はネットで検索しました)。植えたときの写真もなくてすみません。
「こんなに間隔をあけなければいけないの ?」と思いましたが、葉が育ったのを見てなるほどです。スッとした茎と丸い花しか見たことがありませんでしたが、下で葉が大きく開くのです。
球根は苗と違って植えてしまうと地上は何も見えないので、植えたことをちゃんと覚えておかないといけません。
翌年 2 月に芽が出ました。こんな真冬に芽が出て大丈夫なのか ? と思いましたが、とりあえず芽が出てくれてホッとしました。1 つくらいは育ちそう。
フェンスの影で見にくくてすみません。3 カ所芽が出てます。
3 月にはこんなに成長しました。なんだかパイナップルの葉っぱみたい。
4 月下旬には蕾もできてきました。葉もぐんぐん大きくなってますが、1 株枯れてしまいました。
5 月下旬には蕾が大きくなってきました。
6 月上旬、花の色が見えてきました。蕾が大きい ! もうすぐ咲きそう。ワクワクです😆
でも、葉の先が枯れてきています。心配でしたが、6 月半ば、花が咲きました ! 🤣
スッと伸びた茎の先に丸い花がついて本当にねぎぼうず☺️。近くで見ると、小さな花がたくさん集まって丸くなっているんですね😍
ただ結局咲いた花は 2 つ。
球根 3 つ植えて、芽は 3 つ出たけど 1 つ枯れてしまい、残った 2 つが育ってそれぞれ蕾が 2 つずつできたけど、一方は花が咲く前に枯れてしまいました。なので花が咲いたのは 1 つの球根から出た 2 つの花。
3 つ植えておいてよかったー🙆♀️
そんなだったので、当然ですが、丸い花がたくさん咲き揃っている一番最初の写真のような風景にはなりませんでした😅。が、2 つも咲いてくれてありがとう〜 ! でした😊
晴れた日に花がらを摘み取ります。花が枯れ始めたら早めに茎からカットしてしまうのがいいようです。晴れた日に切るのは、雨の日だとカットした断面が乾かず菌がつきやすいそうです。
6 月下旬、枯れてこんな感じになり、7 月上旬に球根を掘り上げました。
出てきた球根は 6 つ。増えました !! (球根の写真、また撮ってありませんでした🙇♀️)。
保管しておいて 9 月にまた植えました。
するとまた 2 月下旬に芽が出て、3 月には芽が 7 つに !
5 月初めに 7 つ蕾ができていましたが、6 月に咲いたのは 5 つ。
見にくい写真ですみません。奥の花が小さいのは、ひとつの丸い花を作っているたくさんの小さい花たちがまだ蕾が多いからですが、満開になっても前年より花は小さめでした。
花が咲いている時にすでに下の葉っぱが枯れ始めているのは前年と同じです。これは、葉が大きく存在感もあるので見栄えとしてはちょっとよくないんですよねぇ。元々そういうものなのか、自分の育て方が悪く、肥料が足らないのか ? とも考えましたが、原因はわかりません。
その後 7 月に掘り上げたところ 4 つの球根 (減った⤵️) を発見しました。が、腐ってしまってダメになってしまいました。
2 年で終わってしまったかー😔と思っていたところ、地中に球根が残っていたようで、なんと翌年芽がひとつ出てきました。ちょっと期待して成長を見守っていたのですが、蕾が出てきたものの枯れてしまい、結局花は咲かずでした😭
以上、アリウム・ギガンチュームの記録でした。
結局花が咲いたのは 2 年。2 年咲いてくれて十分楽しませてもらえましたが、やっぱり私にはちょっと難しかったな、というのが感想です。
・芽が出て、葉は大きく成長するものの、蕾ができても途中で枯れてしまい全部は咲いてくれない。
・ひとつの蕾で、小さい花がじょじょに咲き始めてから、全部の花が咲いて丸い満開状態になり、色褪せてくるまで 2 週間くらい。花の期間はとても短いので、週末しか見られないとなると、ベストな状態を鑑賞できない場合もある。
・花が咲く時期が梅雨時期のため、晴れた日に花柄摘みをするというのも、やはり週末ガーデナーとしてはタイミングが難しかった。
蕾までできていたのに花が咲かずに枯れてしまうというのは、他の植物ではなかった現象だったので、ショックが大きかったんですよねぇ😢
葉がどんどん大きくなっていく様子や、ねぎぼうずみたいなあのキュートな姿を間近で見られたのは嬉しかったですね😆😆
球根を腐らせてしまって長く育ててあげられなかったのは申し訳なく、また育てることはしないと思いますが、チャレンジして育ててみて、いろいろなワクワクがあって楽しませてくれたアリウム・ギガンチュームでした。
アリウム・ロゼウム
アリウム・ロゼウムはこんなお花です。
ギガンチュームのように丸くならず、薄いピンク色の清楚な感じの花です。背丈は 40 cm くらい。
こちらも土の準備はギガンチュームと同じ。隣に植えました。
小さい球根は 6-8 cm の間隔をあけて 5 cm くらいの深さに植えました。こちらも目分量で。
10 月に植えて、なんと 11 月には細い芽が出ました。この時は「球根って春に芽が出るんじゃないの ? 早すぎん ?」 と思いつつ、雑草とも判断できなかったのでそのままに。その後たくさん芽が出てきてロゼウムの芽だと確信したものの、冬前に芽が出て大丈夫なの ? と心配で腐葉土をかけておきました。
翌年 2 月にはこんな感じに。
とても細くヒョロヒョロで、寒い間はこんな感じでした。
3 月はこんな感じ。
左側はギガンチュームで、右側がロゼウムです。ギガンチュームのしっかりした葉と比べて、まだヘナヘナ状態です。
4 月になると、しっかりしてきて上に伸びてきました。
5 月下旬には蕾ができ
薄いピンクのかわいらしい花が咲きました😊
ギガンチュームと違い、途中で枯れることもなく順調に花が咲いてくれました。
花後はカットして、6 月下旬は枯れてこんな感じに。
ロゼウムは掘り上げずにそのままにしてみることにしました。
すると 10 月に芽が出始め、11 月にはこんなに成長しました。やはり芽が出た状態で冬を越すんですね。
前年と同じく無事に冬を越し、5 月下旬にまたきれいな花が咲きました。
ピンク色が薄めで小さな花なので地味ですが、小さい花好きなんですよねぇ。
球根を掘り上げず植えっぱなしでも元気に育ち、なんの問題もなさそうだったので、また植えっぱなしにしましたが、翌年もまたきれいに花が咲きました。
ギガンチュームと違って植え替えの手間がいらないのに毎年きれいな花を見せてくれるロゼウム、優秀すぎです🙆
植えっぱなしでいい球根、めちゃめちゃ楽です😆
こちらは植え替えしないので、春と秋に少しだけ肥料をあげています。
球根の植え直しをしないでいつまで花を咲かせてくれるのかな。
そろそろ掘り上げて植え替えた方がいいのか、ちょっと悩んでいるところです。
デメリットとしては、花が終わって枯れた茎や葉っぱはカットしてしまうため、それ以降そこは土がそのまま見えている状態になってしまいます。球根を植えっぱなしなので、掘り返して他の花を植えるわけにもいきません。
とはいえ、球根を掘り上げたとしても、秋にまた球根を植えるために空けておくので、球根植えっぱなしと同じように、夏の間は土が見えている状態なんですよねぇ。そして雑草は生える😭
球根を掘り上げてから秋に球根を植えるまでの夏の間だけ花壇を彩ってくれる植物ってあるのでしょうか。
球根を掘り上げた後別の植物を植えて、秋に球根は別の場所に植える、というのは広いお庭だとできますね。うちは狭くて場所がないのできません😭
何かいい方法がないか考え中です🤔
アリウム・ザーミン
アリウムの球根を育ててみて他の球根も育ててみたくなり、ネットを見ていたら発見したアリウム・ザーミン。なんと青いボール状の花が咲く品種ということで、青い花好きの私としてはやっぱり見てみたくなりポチッと購入。
3 つで 1,480 円だったので、もう少し大きな球根を勝手にイメージしてましたが😅小さい球根でした (3〜4 cm くらい)。
10 月半ばに植えたら 10 月終わりにはもう芽が ! ?
あまりに早いので雑草かと思いましたが、ロゼウムの芽に似ているのでそのままに。
翌年 3 月の状態はこんな感じ。
冬の間、雪に覆われていた期間が長かったので心配でしたが大丈夫なようです。
5 月中旬には、一番草丈が高いので 40 ㎝くらいに伸びました。
白い線の中にある蕾がサーミンの蕾です。見にくくてすみません🙇
茎や葉っぱはロゼウムと似ています (左下に写っているのがロゼウムです)。
蕾のアップはこんな感じ。もうすぐ青い花が咲きそうです !
5 月の終わり頃、少し咲き始めました😊
花全体が青いのではなくて、うっすらと青紫の透明感のある花びらに濃い色の線が入った花でした。ちょっと神秘的な雰囲気です😀
全部咲いたらギガンチュームのように丸くなるのかな〜 ? と期待して観察👀。一番満開な時はこんな感じ。
最初に咲いた花は枯れ始めて、まん丸とは言えない感じでしたが、ボール状の青い花になりました😊
球根を 3 つ植えて、咲いた花は 6 つ。直径 6-7 ㎝ の花 (上の写真のアップの花) が 2 つ、3-4 ㎝ の花が 2 つ、2 ㎝ の花が 2 つ (上の写真のアップの花の左上にぼんやり写っているのが小さい花です) 。2 ㎝くらいの花は球形にはならなかったです💦
小さい花ひとつひとつは繊細で美しく、青い花が好きなので育てて観察できて楽しかったですが、庭の花としてみるとちょっと地味かもですねぇ😅
細い茎が伸びてその先に花が咲き、葉はほぼありません (元々葉は少なく、花が咲く時期は枯れてしまってます)。ロゼウムのように花が咲くときに葉も緑だと存在感もあるし見栄えもするんですが、ひょろっとした茎とこの色の花、目立たないんですよねぇ😞。私の育て方が悪く、花も小さかったのかもしれませんが……
ロゼウムと同じく球根は植えっぱなしにして、来年また咲いてくれるかどうか見守ろうと思います。
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